こんにちは。
グンです。
ふざけた記事に思えるかもしれませんが、けっこう大切な話です。
意外と世の中では、
「不向きで戦うリスク」
が実際以上に軽視されていると感じるので話していきます。
僕は、小学生の頃から憧れていることがありました。
それが、
「指パッチンができるようになる」という憧れです。
フィンガースナップとも言いますが、
僕は昔からずっと、指パッチンができませんでした。
「いつかはできるようになりたい」
とか漠然と考えていたのですが、ある時ふと思いました。
「毎日10回練習したら、習得できるのでは」と。
そう思い立ったその日から、
「お風呂の中で、右手で指パッチン10回」をノルマにし、そのまま習慣化しました。
もちろん、
すぐに鳴らせるようになるというわけにはいかず、
最初は、
「ヒュっ」
「ぱすっ」
とか情けない音が鳴る日々で、地道に継続していきました。
そして、
2週間くらい経ったある日、
すでに日課となっていた指パッチンを、
いつも通りお風呂でやっていたら、
「パチンっっっ」
と綺麗な音が鳴るように。
最初は10回に3回の確率とかだったのですが、
1ヶ月もしないくらいで、
完全に指パッチンとやらものをマスターしました。
ちなみに、
念願だったので超嬉しかったです。
一時期は家にいる時は四六時中パチパチ鳴らしていました。
しかし、
僕はそこで飽き足らず。
「左手でも指パッチンできるようになって、
両手で鳴らしたい」
という次なる目標に燃えて、
右手と同じ容量で左手の練習に移りました。
ところが、
一向に、綺麗な音が鳴る気配すらなかった。
「うわ、惜しいな今の」
ということすら、ほぼなかったです。
「指パッチンはそもそもなぜ音が鳴るのか」
とか解説されてる動画も見てみましたが、
いまだにできるようになっていません……
ここからが本題なのですが、
なぜ、できないのでしょうか。
「努力が足りなかった」というのはあるかもしれません。
1日の練習量を増やしたり、もっと動画を見漁ればできるようになるのかもしれない。
なんですが、
それより今回、着目して欲しいのは、
右手での指パッチンは、1日10回の練習を繰り返すだけで綺麗な音を鳴らせるようになったのに対して、
左手での指パッチンは、毎日の練習に加えて解説動画を見たのにも関わらず、いまだに習得できていない
という点です。
おかしいんですよ。
左手での指パッチンは、
行動量に結果が、一切、比例していないんですね。
右手の時と比べて、
「動画を視聴する」という「知識チート(笑)」を使ってるのにも関わらず、音が出ない。
綺麗な音が出ないどころか、まともに習得することすらできていない。
今またこの記事書きながら、
左手での指パッチンやってみましたが、「スカスカ」いうだけです。悲しい。
つまり、
右手での指パッチンと比べて、
左手での指パッチンは、
壊滅的に向いていなかったため、
毎日の練習を繰り返しても、できるようになっていないわけです。
もちろん、
指パッチンできないからなんだっていう話ではあります。
特に困ることはありません。
指パッチンの才能なるものがなかったらしい、以上。
っていう感じです。
しかし、
そうも言っていられない事ってあると思います。
これが、指パッチンじゃなかったどうでしょうか。
例えば、仮に、
身長193cmの大谷翔平が、
「競馬の騎手になる」
ことを夢見てガムシャラに練習し始める世界線があったらどうか。
せっかくの野球の才能を無駄にしてしまいます。
騎手は軽量であることが求められるからです。
193cmの巨体には、向いていません。
これは身体的な要因によるものですが、
他の仕事においても同じことが言える。
例えば、
ハリーポッターのJKローリングは、
秘書をやっていましたが、
本人も「世界で最悪の秘書」と認めるほど事務仕事が向いていませんでした。
整理整頓が苦手だったり、
仕事中も妄想が止まらず、
隙を見て執筆アイディアをパソコンに打ち込んでいたそうです。
秘書としては最悪ですよね。
はっきり言って向いていない。資質が低い。
逆に、小説家としての資質は説明するまでもないと思います。
ですが、
めちゃめちゃIFの話ですが、
「事務能力が低い自分はダメだ」
「もっと優秀な秘書になるため、頑張らねば」
とか考えていたらどうか。
ハリーポッターは世に出ていなかったかもしれません。
一生、
「事務能力の高い、優秀な秘書になる」
という、
いつ到達できるかもわからない目標に邁進しては、
「量こなしている割に成長できない」
「またダメだった」
とか疲弊していた恐れがある。
そしてこれは、情報発信も同じです。
中でも、
「発信スタイルの向き不向き」
というのは超重要。
例えば、
「人懐っこさ」が魅力で、
それを武器にして最初はファンをつけたのに、
途中で方向転換して、
「理論派」っぽく、見る人がハッとするような鋭いこと言おうとしだして、駄々滑りしている人とかたまに見ます。
一応言っておくと、賢くないとかではないです。
むしろ賢い人だったりもする。
しかし、
向いていない理論派スタイルに方向転換した途端、
その賢さが見えなくなってしまう。
その他の魅力も激減してしまう。
ルフィがロビンに擬態しようとしても、無理がありますよね。ボロが出るし魅力が激減する。それと同じ。
で、
ここから何が言いたいって、
「強みや向いてることで頑張った方が、成果を”出しやすい”」なんて生やさしいものじゃないってことです。
「弱みや不向きで頑張ったら、そもそも成果でなかったり、無能扱いされる」なんてこともザラなんですよ。
もちろん、
苦手なことも改善はできますし、
改善しなくていいと言いたわけではありません。
しかし、
間違いなく言えるのは、
向いていないことを「武器」に戦おうとしても、負ける可能性が極めて高いということ。
実際、例えば、
現代マネジメントの父と言われる、
ピータードラッカーもそう話しています。
「成果は弱みの上には築けない。築けるのは強みの上だけである」と。
一応原文↓
You cannot build performance on weaknesses. You can build only on strengths.
それだけ、
成果を上げる上で大切なんですね。
弱みの克服より、得意なことで戦うことが。
まあ、
この話には続きがあって、
「人は自分の強みを分かっていると思い込んでいる。
でも、実際は勘違いしていることが多い。」
と、
ドラッカーは言っていて、
たしかに本当の強みを発見できていない人は多い。
が、
「強みの見つけ方や、強みとはなんなのか」
という話をする以前に、
そもそも不向きで戦うリスクを軽視している人は多いと感じます。
どうしても、指導者も含め、
「もっと量こなせば」という思考になりやすい。
量も大切ですが。
だから、
そもそも成果が出ないとか、
成果が出たけど伸び悩んでいるとか、
成果が一度は出たんだけど失速している人とか、
そういう人は、
不向きで頑張っていないか?を考えてみるといいです。
努力量を増やす前に、これ疑うことが先決。
P.S.
ちなみに、まだ両手で指パッチンすることを諦めきれないので、猛者の方いたらおすすめの動画とか教えてくれると喜びます。
