中国遠征記③「はい」か「わかりました」しか言わないでいたら、怖いオーナーから超気に入られた話




引き続き、中国遠征記です。

①と②はこちらから↓





中国には、計2回行きました。

16歳と、17歳の2回。




で、1回目は、まさかの早々にインフルに罹りました。


1〜2日くらい練習して、寝て起きたら、喉が痛いし鼻水が止まらなくて。


もしやと思って熱を測ったら、高熱でした。

38.5度くらいだったと思います。


さすがに、
慣れない土地かつ、
「中国」という少し異質な場所で、熱を出したのには堪えましたし、


卓球のために行ったのに、
1日か2日しか練習できなかったのは、流石にショックでした。


超わくわくしてたのもあって、「え、そんなことある?」と、茫然自失でした。

今でも覚えています。


で、
中国の病院に行ってインフルの検査をしたところ、

注射が日本よりも痛くないのがとにかく衝撃的で。



「日本のクソ痛い検査よりいいじゃん」と。


でも、
もらった液体の薬が不味すぎたので、トントンでした。

タミフルは偉大ですね。





ただそんなことはどうでもよくて、
他に嫌だったことがあります。




クラブの中国人オーナーに迷惑かけるのが気まずすぎるし怖かったことです。



実際、
少し機嫌が悪そうで、

表情や声のトーンなどに、苛立ちめいたものが含まれていました。


熱の辛さよりも、
「うわーやっちゃったな」という焦りが勝ってました。



1回目の中国は、
オーナーとの関係値が0に等しかったので、なおさら余計に気まずかったです。





そこで、
僕はとある戦略を閃きました。

というか気づいたら、この戦略に身を任せていました。




それは、

思考停止することです。



ひたすら、
「はい」と「わかりました」しか言わず、脳死になったんですね。



そのため、オーナーから、

「少しでもいいから食べなさい」
「とにかく水を飲む量を増やして」
「窓換気した方がいいわよ」

と、
指示が飛んでくるたびに、

「わかりました」と言って、すぐ行動に移していました。





中国1回目は、
ホテルのあまり美味くないご飯に慣れていなかったため、

「食べたくない」と言いたかったのですが、
それをグッと堪えて、熱でだるいなか食べてみたり。


(2回目の中国では、なぜか美味しく感じました)
(今でも恋しいです)



最低気温マイナス20度の中、窓を15分ほど全開にして換気をして凍えそうになったり。



友達にスーパーで、
ウォーターサーバーにつけるくらい大きいペットボトルの水を買ってきてもらい、がぶ飲みしたり。




とはいえ、
善意での指示でしたし、理不尽なものはなかったので、いうほど苦ではありませんでした。

ふつうに感謝してます。





しかし、唯一、後悔したことが一つだけあります。


というのも、
ホテルの部屋に食事を運んでもらってたんですが、
ある日、

ホテルに併設されてるデパートから、
小籠包を買ってきてくれました。


「美味しい?」と聞かれて、

「美味しいです」
「小籠包好きです」

と言ったら、
次の日から大量の小籠包が届けられたんですね。

もちろんありがたかったです。


し、熱がなくても食べ切れなさそうなくらい大量の小籠包をひたすら頬張っていくわけですが、さすがに飽きました。



小籠包好きだったんですが、
「当分は、小籠包はいいや」と、断食を決めるくらいには飽きがきた。


実際、しばらく食べてません。

最近ようやく、「また食べたい」と思うようになりました。




まあとにかく、
考えることを辞めて、

ひたすら素直にというか、
言われたことに盲従してみたわけです。







そのおかげか、
オーナーの機嫌も徐々に普通の状態に戻っていきました。


最終日に北京ダック食べて、難なく中国遠征は終わりました。







で、
ここからが本題であり重要なんですが、

日本に帰ってきて少し経ってから、久しぶりにオーナーに会ったんですね。



そしたら、
急に、

「グン君は本当に可愛いわね〜」みたいなこと言われ始めたんですよ。


そこからことあるごとに、「可愛い」と言われることが増えて。
超気に入られました。



ただ、
なぜ気に入られたか、わけもわからず困惑の嵐で、


「俺、なんか気に入られるようなことしたか?」
「この人、こんなに甘い感じだったっけ」
「どちらかといえば鬼の形相で怒ってるイメージが強いけどな」


と、
思考しまくってました。

嬉しいより、驚きの方が強かったです。




そしたらどこかのタイミングで、

「中国でインフルになった際になんの反論もせず従っていたのが可愛いと思った」

ということが判明。


「え、あれだけで?」と拍子抜けしました。


あれだけで、そんなに気に入られるのか?と。




ここから学んだものは多くありますが、

シンプルに、
変に賢く立ち回ろうとするより、素直にいるだけの方がいいんだなと思ったんですよね。


まあ今回の事例は、
素直ではなくただの「盲従」ではありますが。



ここまで可愛がられたら、多少の至らない点など見過ごされます。

最強ですよね。
この関係値まで持っていけたら。


特に今回の事例で言うと、オーナーの責任感が強かったというのもあります。


どういうことかというと、
オーナーはただでさえ、

学生達を無事に日本に帰らせるという責任があるわけじゃないですか。


さらには、このオーナーは、プロ時代に熱が出ても試合に欠場せずチームのために戦ってます。


しかも確か、勝ってます。


責任感のある人からしたら、
「それぐらい当たり前だろ」と思うかもですが、

簡単ににできることではないと思います。



そんな人だからこそ、僕が熱を出したとなったら、多少の動揺みたいなものもあったと思います。

「マジかよ」って。


そういった中で、僕が言うことを聞かなかったら、なおさら嫌なはず。


でも僕はYesしか言わなかったことで、オーナーを信頼していることが間接的に伝わったわけです。


それによって、多少の安心もあったんじゃないのかなと。



自分で言うなって感じではありますが。




みたいに、

やっぱり「相手の意見に自分の主観を介在させずに一旦受け入れる」というのは、人と関係を築く上でも超重要。



実際にアドバイス通りに行動するかは別としても、まずは受け入れてみる。


これができない大人が多いように思えます。


とりあえず「いやそれは、、、」と反論してしまったり。



それって、間接的に、「相手を信頼していない」と伝えてしまう側面があります。


なので好かれにくい。



もちろん、先ほども言ったように、
今回の僕の事例は、

素直の度を越してもので、
ほぼほぼ盲目的に受け入れていたので、真似は推奨できません。




けっこう、
盲信と素直を履き違えて、

「問答無用でメンターの意見を聞け」と盲信を強要する人は多いですが、本当に危険です。


それで発信をやめていく人は本当に多いです。


自分に合わないアドバイスなのに、それを盲信して発信が辛くなるとか。

まじで多いですからね。こういうケース。



相手の性格タイプに沿った、個別解を出せる人が少なすぎることに起因するわけですが。


とにかく、打算とかなしに素直でいることは大切です。



一旦、相手の意見を受け入れて、「なんでこの人はこう言ったんだ?」と考えてみる。


素直に、柔軟に受け入れた上で、それを実行するかどうかはまた別の話。



これが大事。



これする前に「いや自分にはそれは合わないから」とか素直さに欠く思考をすると、いつまで経っても成長が遅れます。


自戒もあります。




あとどちらにせよ、一旦えいってやってみるのは大事です。


相手のアドバイスを断る正当性が生まれたりします。



例えば、
「もっと素直になれよ」
とアドバイスをもらった際に、


「一回、素直とか超えてすべて盲信レベルで行動してみたんですが、自分の良さが驚くほど消えたんですよね」

とか言えたら、心象が変わるというか。


わかりますかね。



説得力が増すんですよね。

一回やった上で、それを拒否するというのは。



ただただ断ると、間接的に「あなたを信用していないからアドバイス通りにやりません」となることを防げるというか。




だいぶ話が逸れた気がしますが、とにかく、自分と相反する価値観であろうがなんだろうが、


「行動するかどうか別にして、素直に受け入れてみる」


というのは人生単位で本当に重要なことです。



言い方を変えたら、「相手の視点で物事を見てみる」というのが大事。





これできるだけで上位5%くらいなのでは?

と思うくらいできていない人も多いです。





P.S.

今回の話は、ずっとしたかった話でした。


素直さが大事!とはよくいうけど、定義を曖昧にしていたり、盲信と混同している人が多いですし。


僕や僕の周りには、自分に合わないアドバイスを実際にやってみて、「やっぱり上手くいかなかった」という人がちらほらいます。


例えば、「型を守れ」と言われてそれ通り実践したら成果が出なかったのに、「型を意識せず本質だけ意識したらみるみる成果を出せた」みたいな人もいます。


人それぞれ、合う合わないが180度違うんですね。


なのに盲信して行動したら、上手くいくものもいかない。



P.S.S.

一応言っておくと、オーナーには超感謝してます。

一流の人と、高校生という若い時に関われて、いろいろと学べたからです。

その当時はピンとこなくても、今になって教えが活きてきたりもしています。


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